磐田の日本代表DF駒野友一(29)が、J1通算250試合出場となる31日のC大阪戦(ヤマハ)で意表を突く“見せかけ弾”を狙う。00年の広島入り以来11年目で、J史上84人目の節目の一戦を前に「最近どこのGKも、クロスに対して前に出るタイミングが早い。クロスをあげるふりをしてシュートを狙いたい」と秘策を打ち明けた。
前節東京戦でも狙っていた。後半13分に右サイドからクロスと見せかけて、ゴールの遠いサイドにループシュートを放った。わずか上に外れたが、相手GKは懸命に下がりながら見送った。「イメージに近いところまでは行った。1試合に1本でもあればいい。そうすれば、GKも自分の感覚でプレーできなくなる」。相手が飛びだすことにちゅうちょすれば、今度は高速クロスが生きてくる。
ピークに達した疲労は、経験でカバーする。8日で3試合の過密日程。30日の前日練習後は、グラウンドを6周、1歩1歩疲労回復に努めて歩いた。「疲労はそこまで感じないけど、長めに歩いた。この状況でもやっていかないといけない。若いころは勢いでやってたけど、年を重ねるごとに体のケアも自己管理するようになったから」。ここまで培った経験を、積み重ねた250試合目で披露する。【栗田成芳】



