<J1:横浜2-1京都>◇第20節◇21日◇西京極
勝利が遠い-。京都の秋田豊監督(40)が、またしても白星を逃した。7月28日浦和戦から指揮を執り、この日の横浜戦が6試合目。本拠地西京極のベンチ前には塩を盛り、神にすがる思いで臨んだ。その甲斐もなく、横浜の5本に対し、3倍を超える16本のシュートを放ちながら競り負けた。これで16戦、白星に見放された。試合後、ロッカールームから1番最後に出てきた指揮官の目は、疲労がにじみ出た様子だった。
今季、無失点で終えた試合は1度もない。この日も前半21分にはまさかのオウンゴールで失点。かつて守備の職人として日本を支えてきた秋田監督は「やろうとしていることは80~90%できている。自分のサッカーに(選手は)付いてきてくれている。だが最後の1点、最後の粘りのところで集中力が切れている」と力なく言った。気温30度超、湿度70%。お盆を過ぎても蒸し暑い京都で、試合巧者横浜との力の差は確かにあった。
それでも前々節までJ1ワーストタイの6試合無得点だったチームが、後半19分に21歳MF中村太のJ初ゴールで一時は同点に追いついたのが唯一の光か。中村は「勝ち点3を得ないと(得点は)意味がない」と無念そう。秋田監督就任後は1分け5敗。日本代表を支えてきた魂のDFに、初星はいつ訪れるのだろうか。【益子浩一】



