データと経験で半休決定!

 清水のアフシン・ゴトビ新監督(46)は始動4日目の27日、初めて休養を与えた。当初は30日のファン感謝デーまで午前、午後の2部練習の予定だったが、この日は急きょ午前中の練習をキャンセルして、午後の練習のみを消化。指揮官は「量より質。そのためにオフにした。体を回復させるチャンスを与え、午後はいい練習ができることを信じていた」と、説明した。データ解析と心理学的な部分から選手に接していく方針とあって「科学と経験のミックス。目で見て感じることや、雰囲気で感じることがある」と話した。

 指揮官の“采配”はズバリ的中した。3日間のハードトレーニングの連続で疲労感が漂い始めていたチームも、半日リフレッシュしたことで急激に回復。FW高原は「昨日までは結構、ダメージがあったけど、今日は大丈夫」と、明るい表情を見せた。さらに、この日、新キャプテンについて問われた指揮官は「自分の中では決めている。キャンプ初日に発表します」と明言。報道陣からMF小野の名前が挙がると「いいアイデアですね」と、にっこり笑った。【為田聡史】