Fリーグ(日本フットサルリーグ)ステラミーゴいわて花巻の監督に、元日本代表の相根(さがね)澄(きよし)氏(37)が就任した。同氏は、日本人初のセリエAプレーヤーで、SSCラツィオなどでプレーし、08年に引退した。元フットサル選手としては初めてJFAアンバサダーに就任し、JFAこころのプロジェクト「ユメセン」にも参加するなど、フットサル普及に努めてきた。

 大震災後は、陸前高田などでフットサル教室を開くなど、ボランティア活動にも力を注いだ。今回、花巻のオファーを引き受けたのは「東北地方唯一のチームだし、全力プレーを見せることで、少しでも被災者の方々の光になり、子供たちの目標になりたいから」だった。チームは今日12日にいわて100キロマラソン駅伝の部に参加するなど、今後はリーグ戦と並行して、東北復興にも全力投球していく。