29日に開催される「東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ

 がんばろうニッポン!」(大阪・長居)で日本代表と対戦するJリーグ選抜「チーム

 アズ

 ワン」のメンバー20人が22日に発表された。磐田からはGK川口能活(35)とDF駒野友一(29)が選出された。磐田は日本代表FW前田遼一(29)を含めると、3選手が参加する。

 磐田の顔ともいえる川口と駒野がプレーで勇気を与える。磐田はこの日、5日間のオフを挟み、練習を再開。すでに18日に日本代表での招集が決まっていた前田に加え、川口と駒野の参加が決定した。駒野は「今こそ日本中で力を合わせていくことが大事。真剣勝負をして、ファンやサポーターを含めて応援していきたい」と熱い思いを口にした。

 クラブも19、20日に選手が自ら街頭に立ち、募金を呼び掛けるなど被災地の早期復興に向けて動きだしている。両日とも募金活動に参加した川口は「皆さんの『早く元気になってほしい』という思いを感じた。スポーツが落ち込んでいたら、みんなの元気がなくなってしまう。前向きになっていかないといけない」と話した。

 W杯に参加した川口や駒野は国民から応援“される”立場だったが、今はサッカーを通じて、被災者を応援する立場となる。「サッカーをしているところを見て『頑張ろう』と思ってくれればいいと思う」と駒野。川口も「皆さんの力になれるように頑張ります」と全力で臨むことを誓った。【神谷亮磨】