磐田は23日、1カ月後のリーグ戦再開となる新潟戦(4月24日)に向けて本格的に再始動した。実戦形式のメニューで、大卒ルーキーのMF山田大記(22)は切れ味鋭いドリブル突破を見せるなど、好調をアピール。山田は「試合までの1カ月の期間を無駄に過ごさないようにしたい」と意気込んだ。

 ひたむきな姿勢でアピールを続ける。山田は13日に行う予定だったホーム開幕戦でプロ初先発をほぼ確実としていた。だが、東日本大震災の影響で試合は中止。先発出場への道は「振り出し」となったが「またしっかり準備したい」と気持ちを切り替えた。この日は練習後に、約1時間筋トレを行うなど、再開に向けた調整に余念はない。「自分は(スタメンに)定着したわけでもないので。どんどんアピールしていきたい」と力を込めた。【神谷亮磨】