FW白崎凌兵(18)が、次節東京戦(28日、味スタ)に向けて燃えている。清水はG大阪戦から1日のオフを挟み、練習を再開。白崎は7対7のミニゲーム後に行われたシュート練習で、何度もゴールネットを揺らすなど感覚を磨いた。練習後、「試合までとにかく自分のできることをやっていきたい」と話し、グラウンドを引き揚げた。

 どうしても出場したい理由がある。白崎は、中学時代に東京の下部組織の東京U-15むさしに所属。しかし、ユースには昇格できずに山梨学院大付に進学した。遠回りをしながら3年間で成長を続け、プロへの扉を開いた。「今までのこともあるし、見返したい。やっぱりメンバーに入りたいという気持ちは強くなる」と、話す。

 ここまでナビスコ杯2試合に先発出場。ただ、リーグ戦では名古屋との開幕戦以降は、ベンチ入りにとどまり出場機会がない状態が続いている。それでも白崎は「出られない現状も受け入れていかないと成長はできない。練習の姿勢から監督は見ていると思うのでまずは、そういうところからしっかりやっていく」と、語気を強める。試合までの残り3日間、猛アピールを続けていく。【前田和哉】