<J1:新潟3-1清水>◇第19節◇3日◇東北電

 清水が公式戦4連敗中の鬼門、アウェー新潟の前に、またしても散った。前半18分、DF杉山浩太(28)が、ペナルティーエリア内で相手FWを倒してPKを献上。これを冷静に決められて先制点を許した。

 序盤に先手を取られると、歯車が狂った。新加入のFWラドンチッチ(30)が、合流からわずか3日目とは思えない動きを披露したが、1点が遠い。同31分、MF河井のクロスに左足。同32分にもDFカルフィン・ヨンアピン(27)のクロスを豪快に頭で合わせた。しかし、ネットが揺れることはなかった。

 後半25分、ロスタイムにも追加点を許して万事休す。反撃は、同30分にラドンチッチが左足で決めた1点に終わった。ただ、新助っ人ストライカーが“初戦”でいきなり1点目をマークしたことは次節湘南戦への好材料となったが、結果は黒星。前節東京戦から始まった後半戦は、これで1分け1敗。苦しいスタートとなった。【前田和哉】