磐田は27日に、ホームのヤマハスタジアムで清水と対戦する。DF藤田義明(30)は、相手FW大前元紀を警戒し「大前が入って攻撃が活性化している。スピードのある選手が多いので、スペースを与えないようコンパクトに守りたい」と見据えた。11年に大分から加入し、3季目の静岡ダービーに「大分の時の九州ダービーとはバチバチ感が違う。最初にアウェーで超ブーイングをされて雰囲気に驚いた。今回はホームなので余計、負けられない」と闘志を見せる。

 甲府が勝利し、磐田が負ければ降格が決定するが「楽しむぐらいの余裕がほしい」と話す。前節川崎F戦はロスタイムで逆転負け。相手選手は試合後「磐田はリードしていても余裕がなさそうに見えた」とコメントしていた。藤田は「リードして、今までの経験を踏まえて引かずに追加点を狙いにいっていたけど、相手には余裕がないように見られていた。でも、チームでは気持ちの部分での話もできている」。最近の清水はロスタイムでの得点が多いが、次節こそ最後まで守りきる。【岩田千代巳】