J2山形のFW山崎雅人(32)が、得意の相手からゴールを決める。今日5日のホーム愛媛戦を前に、チームは4日午前、山形県総合運動公園で最終調整。山崎はミニゲームでシュートを決めるなど好調をアピールした。同カードでは最近4戦中3戦でゴールを奪っている“愛媛キラー”。「意識はしていないけれど、いい準備をしたい」と意欲的だ。

 3季連続で主将を務める今季、4-2-3-1システムの2列目左で途中出場することが多い。山崎は「新しいポジションだが、チームとしてのコンセプトを理解して、いつでも自分の良さを出せるようにしたい」と準備を怠らない。

 今季は全5戦出場も、先発は開幕戦のみ。GK清水と並ぶチーム2番目の年長プレーヤーだが、年齢的ギャップは感じていない。昨季、出場35試合中26試合に先発した山崎は「若い選手と同じ練習は出来ている。サブでも状況を理解してピッチに入りたい」とスーパーサブにも前向きだ。

 プロ13年目。第4節横浜FC戦でJリーグ通算250試合出場を達成した。だが、11年まで8年間プレーしたJ1通算は176試合出場で止まったままだ。「『意外と出ていない』という気持ちの方が強い。もっと出られるようにしたい」。12年降格の悔しさを知るJ1戦士は、来季の再昇格をにらんだ。【佐々木雄高】