絶対に負けられない相手が、広島にいる。仙台MF梁勇基(32)とDF渡辺広大(27)が、昨季まで同僚だった広島GK林卓人(31)との初対決に燃えている。4連勝を狙う18日のホーム戦へ向け、本拠ユアスタで行われた16日の紅白戦ではともに主力組でプレー。前節C大阪戦で今季初ゴールを奪った梁は「今年対戦するのを楽しみにしていた相手なんでね。(点を)どんどん取っていきたい」とW杯ブラジル大会の予備登録メンバーにも選ばれた守護神攻略を誓った。
顔を合わせていなくても、林の古巣戦にかける気迫は伝わっている。3人はプライベートでも仲が良く、年下の渡辺も「卓人さんにはすごくお世話になった」と話す。6年間ともに過ごし、後方から叱咤(しった)激励されて成長したセンターバックは「あの人にとっても一番思い入れが強い試合だけど、絶対に負けたくない」と気合十分だ。
J1連覇中の王者を倒すには、敵陣でのセットプレーが鍵を握る。梁-渡辺のホットラインは、仙台の大きな得点源だけに「チームとして取れればいいけど、ゴールへの意欲を強く持ちたい」と思いは同じ。元同僚が守るゴールをこじ開け、リーグ中断前最後の試合を飾る。【鹿野雄太】



