財政難で試合を開催できないパルマに、イタリア・サッカー連盟から500万ユーロ(約6億7500万円)の援助金を出した。7日付の伊紙ガゼッタ・デロ・スポルトが報じた。

 同連盟の会合が6日、ミラノで行われ、セリエAの全20クラブが参加。電気代や警備費などを捻出できずに、ここ2試合を開催できないパルマについて投票が行われた。

 まずは、今季全20クラブでシーズンを終えるかについて投票が行われ、サッスオロとローマ、ナポリが棄権。チェゼーナが反対票をいれたが、他の16クラブが賛成に投票したため可決した。次に、パルマに500万ユーロの援助金を出すことに賛成かどうかの投票が行われ、ローマとサッスオロが棄権して、チェゼーナ、ユベントス、ナポリが反対したが、15クラブが賛成に投票してこちらも可決された。資金は過去に各クラブがリーグ側に支払った罰金などで捻出される。これによりパルマは、8日のホーム・アタランタ戦を開催できることになった。