アーセナルからオランダ1部トウェンテに期限付き移籍しているFW宮市亮(22)が15日、トウェンテの練習場で日刊スポーツなどのインタビューに応じた。アーセナルが厳しい取材規制を設けていたため、宮市のインタビューは異例。欧州での苦闘などを正直に、大いに語った。

 移籍期間満了により今季で退団するトウェンテでは出番に恵まれず、後半戦は2軍にあたるチームで2部でプレーする機会が多かった。「本田さんが電話してきてくれて『大丈夫か。お前は決して2部でプレーするような器の選手じゃない。自分を信じて頑張れ』と励ましてくれました。あの時は麻也(吉田)さん、篤人(内田)さん、香川さんたちにも心配してもらいました。本当に心強かったです。僕はこのままでは終わりません。活躍しますので見ていてください」。

 アーセナル在籍時の“師匠”はMFロシツキーで、居残りでドリブル特訓を繰り返していたという。来季の去就は、あと1年契約が残るアーセナル次第だが「欧州に残る気、満々です。将来、日本代表でやるためにも、海外で欧州、南米、アフリカの選手相手にサッカーをするのは、必ず役に立つと僕は信じています」と言い切った。