国連のドゥジャリク事務総長報道官は28日、国際サッカー連盟(FIFA)の汚職事件に関し「われわれは(FIFA本部のある)チューリヒなどで起きている事態を非常に注意深く見守っている」と語り、国連としても注視していることを明らかにした。

 ドゥジャリク氏は、W杯などの機会に「平和や寛容の精神」を広めるため、国連機関がFIFAとパートナーシップ協定を幾度も結んだことがあると述べた。協定はいずれも無償で、今回の汚職事件に絡んで米司法省から捜査への協力要請を受けた事実はないと語った。