準決勝1試合が行われ、初優勝を目指す地元のチリがペルーを下し、28年ぶりに決勝に進んだ。チリはFWエドゥアルド・バルガス(25=ナポリ)が2ゴールを挙げる活躍。守っては退場で1人少なくなったペルーの反撃をオウンゴールの1点に封じた。

 点取り屋バルガスが大活躍だ。前半42分、FWサンチェスが左から中央へ切れ込みながらゴール前へパス。これがそのまま右ポストに当たって、はね返りをバルガスが右足で押し込んだ。後半15分にオウンゴールで同点とされたが、その4分後にはゴールやや右から、急激に落ちる無回転の右足ミドルを決めた。サンパオリ監督は「南米選手権で決勝を戦うことは夢。開催国ならなおさらだ」と興奮冷めやらない様子だった。