ACミランFW本田圭佑(29)がいきなり厳しい状況に立たされた。

 2-1で逆転勝ちした29日のエンポリとのホーム開幕戦は出番なし。今夏、大型補強を行ったミランの前線は飽和状態で開幕スタメンを飾った本田も激しい競争の中にいる。今日31日からの日本代表合宿に合流するためにチームを離れることも、大きなマイナスとなりそうだ。

 本田に出番は訪れなかった。出場機会なしは昨季終盤の4月15日ウディネーゼ戦以来、公式戦9試合ぶりだった。試合後は無言で取材エリアを通り過ぎた。

 ベンチでは、電撃復帰したFWのバロテリとFチェルチというイタリア代表招集歴のある実力者の間に座っていた。この2人も出番なしと、大型補強を続けるミランの前線は飽和状態。昨季、背番号10がプレーしていたウイングを置かないミハイロビッチ体制では、現状トップ下でしかプレーしていないこともあり、かなり苦しい状況にある。