FW武藤嘉紀(23)が所属するマインツが、来夏日本ツアーを計画していることが30日、分かった。クラブ関係者の話によると、来季開幕前に来日しJクラブと親善試合を行うプラン。まだ来季の日程が出ていないため、具体的に動きだしてはいないが、対戦相手の筆頭候補は武藤の古巣であるJ1東京が挙げられる。実現すれば、武藤にとって凱旋(がいせん)試合になる。

 マインツは今夏にも、韓国ツアーを模索していた。同国出身のDF朴柱昊(現ドルトムント)とMF具滋哲が在籍していたためで、クラブとしてドイツ国外にも積極的に動こうとしている。同じブンデス1部のドルトムントが今夏、川崎Fとの日本ツアーを行い成功した。ハノーバー戦で2得点の活躍を見せ、一気に信頼と人気を獲得した武藤が、マインツのエースとして来夏凱旋すれば、観客動員も多く見込め一大イベントになりそうだ。