プレミアリーグ・レスターからオファーを受けていた日本代表DF長友佑都(28)が、所属するセリエAインテルミラノに残留することが8月31日、決定的となった。イタリア・ミラノ空港発の日本行きの便に搭乗。問い掛けに笑顔を見せた。複数の関係者の話によると、交渉を行っていたレスターには断りを入れた模様。このまま、一両日中に欧州主要リーグの移籍市場が、閉じることになりそうだ。

 今夏、公の場では一貫して残留を希望してきた。残留の決め手となったのは、インテルで今季の25人枠に入るメドがたったことが大きい。30日のセリエAカルピ戦(2○1)に後半35分から途中出場。1枚目の交代カードとして起用された。万が一、25人に入れなければ、冬の市場が開くまでの間、公式戦での出場機会が得られない。半年間も実戦から離れることは回避しなければいけなかった。

 そのため、獲得に興味を示した欧州の複数クラブへの移籍の選択肢も模索。しかし、インテルのマンチーニ監督の信頼を得られたことで残留の方向性が固まったようだ。今夏、飛び交い続けた移籍話に終止符を打ち、W杯アジア2次予選を戦う日本代表に今日1日、合流する。