イタリアサッカー監督協会が、難民問題で女性カメラマンが蹴ったシリア人男性を受け入れることを検討していると、12日付の伊紙ガゼッタ・デロ・スポルトが報じた。

 シリア人男性が息子を抱いて走っているところをハンガリーテレビの女性カメラマンにわざと足を出されて倒されたことが、世界中で大きな波紋を呼び、女性カメラマンは解雇された。

 蹴られた男性の名はオサマ・アル・ガダブ。オサマ氏はシリアの地元サッカークラブで監督を務めていた。イタリアサッカー監督協会は、オサマ氏を子供とともにイタリアへ迎え入れることを考えているという。