FW本田圭佑が所属するACミランがアウェーでパレルモに2-0で快勝した。

 本田は右サイドで7試合連続のスタメン出場。前半4分に右CKを意表を突いて左足で直接狙い、ゴール右上に吸い込まれそうになったが、寸前で惜しくも相手GKにはじき出された。同19分には中央から振り向きざまに右へはたいてDFアバテにパス。アバテのクロスを中央でFWニアンがスルーし、FWバッカが右足でたたき込み、先制点の起点となった。同32分には左足で中央からミドルシュート。相手GKにはじかれたが、こぼれ球を拾った2次攻撃で相手ハンドを誘ってPKを獲得し、ニアンがゴール右へ決めて2点リードとした。自身は不発に終わったがフル出場で2連勝に貢献した。

 本田は試合後はコメントせず、ファンにサインなどをしてバスに乗り込んだ。

 「以前に比べてピッチでチームメートが本田の姿を探すようになったが」と問われたミハイロビッチ監督は「前から本田のことは探していた。しかし本人がいなかっただけだ」と話した。また「(本田とは)よく話している。それに前より話が通じるようになってきた。(イタリア語でと問われ)そうだ、イタリア語でも英語でも日本でも話す」と冗談交じりに話し、「本田は信頼できる選手で指示に従う。その態度は間違えることがない。監督にとってもチームにとっても重要な選手だ」と続けた。

 ここ5試合負けのないACミランは11勝6分け6敗の勝ち点39で6位。