ドイツ2部ザンクトパウリのFW宮市亮(23)が24日、羽田空港着の航空機で帰国した。

 アーセナルからの移籍初年度は開幕前に左膝前十字靱帯(じんたい)を断裂。手術、長いリハビリをへて実戦復帰し、最終戦だったホームでのカイザースラウテルン戦で今季初得点を含む2得点、1アシストと大活躍。どん底を脱し大きな希望の灯をともし、シーズンを締めくくって帰国した。

 丁寧な受け答えは変わらなかったが、度重なるけがを乗り越えた顔つきと体からは、たくましさが感じられた。日本代表復帰が期待され、ハリルホジッチ監督からも期待される快足ウイングは「けがをしてしまって不本意なシーズンではありましたけど、最後何とかゴールも決められて次につながるシーズンになったんじゃないかなと思います」と復帰へののろしとなる2発の手応えを口にした。