RマドリードがPK戦の末、Aマドリードを破ってマドリード・ダービーを制し、2季ぶり11度目の欧州王者に輝いた。

 先制したのはRマドリード。前半15分、左サイドからのMFクロースのFKを、ニアでFWベールが頭ですらし、走り込んだDFセルヒオラモスが相手GKの直前で左足を合わせた。Aマドリードは後半3分のPKをFWグリーズマンがクロスバーに当てて失敗したが、同34分、MFガビの相手DF裏への浮き球の縦パスを右サイドからDFフアンフランがダイレクトで折り返し、ゴール前に詰めたFWフェレイラカラスコが右足で蹴り込み、ついに同点に追いついた。

 試合は1-1のまま90分を終え、延長戦でも決着が付かず勝負はPK戦へともつれ込み、先攻のRマドリードはFWバスケス、DFマルセロ、ベール、セルヒオラモスと4番手まで成功。Aマドリードもグリーズマン、ガビ、MFサウルと3番手まで成功したが、4番手のフアンフランの右足キックが左ポストをたたいて失敗。Rマドリード5番手のエースFWロナルドが右足でゴール右へ突き刺して、栄冠を手に入れた。