ドイツ代表主将のMFバスティアン・シュバインシュタイガー(32=マンチェスターU)が涙で代表のピッチに別れを告げた。

 欧州選手権準決勝でフランスに敗れた後に代表引退表明。Aマッチ121試合目となるこの日のフィンランドとの国際親善試合が代表引退試合となった。試合前、その栄誉をたたえられた時には涙を流し、キャプテンマークを付けてボールに積極的に絡み後半22分までプレー。交代時にはスタンディングオベージョンで送られ、「とても感動し、すべての時間を楽しんだ。ドイツのため、サポーターのためにプレーすることは誇りだった」と話した。

 シュバインシュタイガーは04年に代表デビューし、121試合で24ゴールを挙げ、14年W杯では優勝に貢献した。

 試合は、主力を休ませたドイツが前半10分に20歳のMFマイヤー(シャルケ)が先制ゴールを決め、同32分にはオウンゴールで追加点を奪い2-0で勝った。

 ドイツは4日にノルウェーとW杯ロシア大会欧州予選の第1戦をアウェーのオスロで戦う。