Rマドリード(スペイン)がアウェーでレギア・ワルシャワ(ポーランド)と3-3のまさかのドローに終わった。

 レギア・ワルシャワが9月14日に0-6で大敗したドルトムント(ドイツ)戦で、同チームのサポーターが起こした発炎筒の使用や物の投げ込み、人種差別などの問題行動への処分として無観客試合で行われ、Rマドリードが開始早々の前半1分、ペナルティーエリア右外からFWベールが鮮やかな左足ボレーのミドルシュートをゴール右上に突き刺して先制。同35分にはベールのラストパスをFWベンゼマが右足で押し込みリードを広げた。しかし、同40分、MFオジジャに個人技から左足シュートを決められ、後半13分にはMFラドビッチの右足ミドルシュートで同点に追いつかれた。さらに同38分、MFムランに中央から右足ミドルシュートでゴールを割られ、ついに勝ち越しを許した。だが、その2分後、DFカルバハルのヒールでのラストパスをMFコバチッチが右足で蹴り込んで、何とかドローに持ち込んだ。

 ジダン監督は「2点取った後、インテンシティが落ちた。この試合を忘れてはならない」と気を引き締め、ベールは「無観客での試合は奇妙なものだったが、それは言い訳にはならない。結果には満足していない。試合はコントロールしたが、集中力が落ちた。もっと強くなるためには、ここから学ばなければならない」と戒めた。

 Rマドリードは2勝2分けの勝ち点8で2位。レギア・ワルシャワは1分け3敗で敗退が決定した。