Rマドリードはホームでの第2戦3部レオネッサに6-1で勝ち、2試合合計13-2として5回戦に進出した。ジダン監督の息子のMFエンソ・ジダン(21)が公式戦デビュー戦で初ゴールを挙げた。

 監督の父親の前で、息子が鮮烈デビューを果たした。エンソは後半開始からピッチに立つと、3-1の後半18分、左サイドからFWディアスの横パスを右足でゴール左に決めた。世界的名選手を父に持つプレッシャーは相当なもの。先発したスウェーデンの「神童」エデゴールは17歳と、21歳での公式戦デビューは決して若くない。だが、待ちに待ったデビュー戦で結果を出した。「レアルでデビューし、得点するのは夢だ」とトップチームでの記念すべき初ゴールを喜んだ。

 息子がゴールを決めて喜ぶ姿を、監督として見ることとなったジダン監督も「父としても、監督としても、エンソのことを誇りに思う」とやさしい笑顔で話した。だが、喜びもつかの間、3日に迫っているバルセロナとの「クラシコ」の話題になると「非常に難しいライバルとの対戦だ。しっかりと準備を整え、苦しみに耐える心構えをしなければ」。大一番を前に笑顔が消えて指揮官の顔に戻った。