【プノンペン26日=益子浩一】カンボジア滞在中のACミランFW本田圭佑(30)が、サッカー教室を開いた。現地の子供たち100人を集め、昨年11月に日本代表がW杯予選を戦った国立競技場を貸し切って開催。FKを披露し、小学生との試合では自らゴールを決めた。午前中には議会を訪れ、同国のフン・セン首相と約30分間面会。同首相から若者のスポーツ参加と、薬物禁止を呼びかける取り組みの要請を受けた。

 カンボジアリーグのシェムリアップ・アンコールFCの経営権を取得し、ソルティーロ・アンコールFCとして活動することも正式発表された。めったに私生活を語ることのない本田だが「幼い頃に私の両親が離婚した。大好きな親だったからショックを受けました。毎日、練習に明け暮れた。サッカーをしている間は両親のことを考えずに済んだ」。自身の経験を基に、夢を持つことの大切さを説いた。