日本代表MF香川真司(28)が所属するドルトムントに、同じブンデスリーガのライバルクラブからエールが送られている。19日付の独紙ビルトが報じた。

 ドルトムントは11日に、欧州チャンピオンズリーグ準々決勝第1戦のモナコ戦に向かうチームバスが襲撃された。翌12日に試合が組み込まれたことで欧州サッカー連盟への批判が相次いだ。ホームで行われた第1戦は香川が得点を決めたものの、2-3で敗戦。準決勝進出には、19日に行われるアウェーで4得点以上の1点差勝利か、2点差以上の勝利が必要。苦しい立場に追い込まれているドルトムントに他クラブがエールを送った。

 レーバークーゼンのフェラーSD 第1戦前の襲撃事件を受けて我々がドルトムントを強く応援するのは確かだ。ドルトムントの攻撃力をもってすれば、いつでもアウェーで2得点を挙げることができる。モナコはそこまで大きなアウェーの雰囲気もない。

 フランクフルトのコバチ監督 ドルトムントの攻撃力はいつでも2、3点取れるし、モナコの守備は多くのゴールを許している。あの事件のこともそろそろ選手の頭から抜けてきていると思う。彼らが突破を成し遂げてくれたら、ドルトムントにとって、そしてブンデスリーガにとっても喜ばしいことだ。

 アウクスブルクのロイターGM 自分が12年間ドルトムントでプレーしていたから応援するわけではない。ショッキングな襲撃後のメンタル的に難しい状況を克服し、モナコ相手に成功を収めてくれることを祈っている。

 ヘルタのダルダイ監督 ドルトムントを強く応援する。ヨーロッパの大会に出場しているドイツ全てのチームを応援しているよ。ドイツのファンだし、ドルトムントのファンだ。我々のリーグにとっていいこと。

 リーグ戦では凌ぎを削っているライバルチームからの声援を受け、準優勝となった12-13年シーズン以来の準決勝進出を目指す。