ブンデスリーガで残留争いの渦中にある、日本代表FW宇佐美貴史(24)の所属するアウクスブルクに亀裂が生じた。

 ビルト紙によると、アウクスブルクのDFマルティン・ヒンテレッガー(24)が、1-3で逆転負けした22日のフランクフルト戦後に味方選手を批判。「70分の段階で5人もの選手が交代のサインを出しているのを見ると、考えなければならない。これは残留争いなんだ。歯を食いしばってプレーしなきゃいけないんだ」とコメントしている。

 この試合ではDFフェルハーフが足首、DFフーウェレーウが膝の負傷で途中交代。さらにFWダンソ、FWアルティントップ、MFシュミットが問題を抱えていた。それでもチームマネジャーのロイター氏は「我々の選手が見せてくれた以上に歯を食いしばってプレーすることなどできない。倒れるまで戦った」と、ヒンテレッガーとは異なる見解を示した。

 アウクスブルクは現在勝ち点32の16位で、降格圏の17位インゴルシュタットとは勝ち点4差と苦しんでいる。(中野吉之伴通信員)