長谷部誠らが所属するフランクフルトについて、19日の独紙ビルトは以下のように報じている。

 リーグ前半戦のフランクフルトは20ゴール18失点で8位。失点数は全チーム中2番目に少なかった。後半戦ここまで10試合で18得点12失点。得点数が全チーム中で4番目の数字を残している。

 強力で勢いがあり美しい。ファンは魅了されている。17日のマインツ戦の2得点目はまさにそうしたゴールだった。デグズマン、レベッチ、ヨビッチが素早いコンビネーションでマインツ守備をほんろうし、最後はヨビッチがゴール。先制点を挙げたケビンプリンス・ボアテングは「あのゴールシーンを見たら、なんてすばらしくチャンスメークしたのかと思うよね。スーパーサッカーだよ。誇りに思える。5、6点はとることもできたね。マインツ戦のようにみんながやるべきプレーをちゃんとやったら、あれだけうまくいく」とコメントしていた。

 マインツ戦の勝利でホーム5連勝。勝ち点45で来季の欧州CL出場圏の4位につけている。監督のニコ・コバチは「我々は順当に上位にいる。そしてどの試合もラストマッチだと思ってプレーしている。上位に残れるようにやっていきたい」とコメント。

 MFマリウス・ボルフは「ドルトムント戦で負けたことはマインツ戦が始まるまでしこりが残っていた。僕らは何としてももっといいプレーがしたかった。自分たちのミスを分析し、そこから学んだ。みんながゴールを狙っているし、全力でプレーしている。勝利に飢えているんだ」と話していた。

 フランクフルトは今季ここまで連敗が1度もない点にも注目だ。ボアテングは「ホームでまず存在感を発揮しないといけない。幸運があればアウェーでも勝てるだろう。そうすれば欧州CLのことも考えられる。あるいは欧州リーグを」と話していた。