スポーツ仲裁裁判所(CAS)は20日、欧州サッカー連盟(UEFA)の「ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)」の規約に抵触したとして、UEFAの主要大会から1シーズン除外する決定を不服としたイタリア1部リーグ(セリエA)のACミランの訴えを認めた。

 処分は無効となる。ACミランは2018~19年シーズンの欧州リーグの出場権を獲得していた。

 CASはFFPが求める収支均衡に反したことについては認定したが、新たな保有会社になったことでACミランの財政状況が改善したと判断し、UEFAに「妥当な懲戒処分」を求める決定を下した。