イングランド代表に1試合限定で復帰したFWウェイン・ルーニー(33)は、ウェンブリー競技場で行われた米国との引退試合となる国際親善試合で後半13分から出場した。得点こそ挙げられなかったが、試合は3-0で勝利した。欧州ネーションズリーグで1分け2敗と勝利のないドイツは、ホームでロシアに3-0で勝ち、3試合ぶりの白星を挙げた。

ルーニーがピッチサイドに立つと、観客からのスタンディングオベーションが巻き起こった。左腕に黄色のキャプテンマークを巻いてプレー。シュートを放つなど見せ場も作った。試合前に両チームの選手から花道を作ってもらったルーニーは「今夜は素晴らしかった。代表キャリアの最高の終わり方で、いいプレーをしたと思う。ゴールを決められなかったのは残念だが、ずっと忘れないよ」とコメント。国際Aマッチ120試合、同国歴代最多の53得点を挙げて、代表に別れを告げた。