ポルトガル1部ポルティモネンセからカタール1部アルドゥハイルへの完全移籍が決まった日本代表MF中島翔哉(24)が4日、ブログを更新し「ポルティモネンセや代理人が決めたことではなく、自分の意思で決めました」と移籍の真相を明かした。

その上で「僕が移籍する時に大切にしていることは、お金や名声、リーグのレベルやチームの知名度ではなく、一般的な知名度やレベルを一度忘れて、自分の目で見て、自分の中でそのチームの強さを決め、自分のプレースタイルに合っているかどうかを見極めることです」と強調。「僕はCL等の大会自体には大きなこだわりはありません。もちろん小さい頃から夢見てきた舞台ではありますが、それよりもポルティモネンセやアル・ドゥハイルのように自分に合っていることや自分自身が魅力を感じるようなチームでプレーをすることの方がより重要だと思っています」と、あくまでアル・ドゥハイルを気に入って移籍したことを繰り返した。

また「そしてもうひとつは、移籍先のチームが今の自分にとって一番楽しそうだなと思えるプレースタイルであり、普段の生活でも楽しいと感じる環境であることです」と、生活面も大事な判断材料だったと強調。「今回、移籍を決めるまでに実際にカタールへ2度訪れ、チームのサッカースタイルと監督の考え、そしてカタールの雰囲気や環境などを肌で感じてきました。サッカーの面ではもちろんとても楽しそうだと思いましたし、カタールでも僕の奥さんとわんちゃんたちと不安なく幸せに楽しく暮らせると確信しています」とサッカー面、生活面ともに納得した上での移籍であると説明した。

中島は日本代表合宿などで取材に応じた際も「サッカーを楽しむ」という言葉を繰り返してきた。ブログの最後で「もしかしたら甘いと言われるかもしれないですが、僕はこれから先ずっとあくまでもサッカーは楽しいスポーツとしてやっていきたいと思っていますし、何よりも大切な家族と共に楽しい環境にいることが、自分の目指してるサッカーをすることに繋がると思います。自分の意思で決めたことに対して後悔はしません。そして、これからも必ず自分の中のサッカーのレベルを上げて行こうと思っています。なので、これからも僕のサッカーを見守っていただけたら嬉しいです」(コメントは原文のまま)とつづり、ファンに移籍への理解を訴えた。