英テレグラフ紙(電子版)は16日、欧州チャンピオンズリーグに出場する全32チームを独自に順位付けしたランキングを発表した。実力、歴史に加え、物語性の3項目をそれぞれ10点満点で加算。MF香川真司(25)が加わったドルトムント(ドイツ)は実力9、歴史8、物語性9の26点で、ローマ(イタリア)、リバプール(イングランド)、Aマドリード(スペイン)と並んで3位タイだった。

 同紙は香川のドルトムント復帰について「映画『素晴らしき哉、人生!』のラストシーンで主役のジョージが元の人生に戻り、家族や町の人々の温かさにあらためて人生の幸せをかみしめるシーンを思い起こさせる」と表現している。

 日本人選手在籍クラブではDF内田篤人(26)のシャルケ(ドイツ)が16位、FW柿谷曜一朗(24)のバーゼル(スイス)は24位、FW田中順也(27)のスポルティング(ポルトガル)は25位だった。

 ちなみに1位はルドゴレツ(ブルガリア)で掟破りの1003点だった。実力1、歴史2ながら、物語性に1000点がついた。同紙は「14年前、チームは存在しなかった。4年前、彼らはアマチュアだった。3週間前、CL最終予選ステアウア・ブカレスト戦でセンターバックの選手がPK戦で2度止めて本戦出場を勝ち取った」と物語性の1000点を説明した。