<欧州CL:オリンピアコス3-2Aマドリード>◇1次リーグA組◇16日◇ピラエウス

 昨季準優勝のAマドリード(スペイン)がアウェーでオリンピアコス(ギリシャ)に2-3で敗れた。

 前半13分、左サイドのシュートコーナーからDFマスアクの左足のミドルシュートがゴール右に吸い込まれてオリンピアコスが先制。同31分にもカウンターからのMFドミンゲスのクロスを中央でFWミトルグルがスルー。これでフリーとなったMFアフェライが右足で決めて2点をリードした。

 同38分にAマドリードが反撃。左サイドのDFアンサルディからのクロスをFWマンジュキッチが頭で沈めて1点差としたが、後半28分、相手ボールを奪ったカウンターからMFカサミの右からのクロスを、中央でミトルグルが1トラップから反転して左足シュート。これが決まりオリンピアコスが再び2点差とした。Aマドリードは同41分にMFコケのクロスをファーサイドでフリーになったMFグリエスマンが左足で流し込んだが、反撃もここまで。オリンピアコスが1点差で逃げきった。

 「大きな勝利だ」とオリンピアコスのマニアティス主将は喜び、Aマドリードのシメオネ監督は「試合を支配したが、オリンピアコスはタフだった。チャンスをより効果的に攻められ試合を決められた」と嘆いた。