マンチェスターUからドルトムントに移籍したMF香川真司(25)のインタビューが、19日付のシュポルトビルト誌に掲載された。

 昨季王者のBミュンヘンに挑み、ドルトムントは優勝を目指している。「Bミュンヘンはセンセーショナルな選手を集めた、信じられないほど強いチーム。それについては話す必要はないと思う。彼らは強い。でも僕らの、そしてブンデスリーガのいくつか(のチーム)にとって必要なのは、意識的に戦いを挑んでいき、勝利していくことだと思う。そのために僕らは全力で戦うつもりだ」と意気込みを明かした。

 さらに、試合に臨む気持ちについても言及した。「基本的にどんな試合でも僕は勝ちたい。それは僕にとって自然のこと。でもそのためにはタイトルをとることが出来るだけの選手と監督がいることが前提条件になる。マンチェスターUにもその条件はあったけど、機能しなかった。いろんなことがかみ合わないといけない。それがここでは絶対に可能だと確信している」とマンチェスターUの名前も挙げている。

 「ドルトムントへの復帰は、家に戻ってきたような感じか」という質問に対しては、チームに対する素直な気持ちを明かした。「それが正しい表現かはわからないけど。でも僕の決断ははっきりしていた。ドルトムントに戻ってきたかった。ただドルトムントだけに!そしてこのクラブとまた成功を手にして、みんなで祝いたいんだ。他のクラブではなくて」。

 昨季はマンチェスターUで無得点に終わるなど、苦しいシーズンを送った。そのときを振り返り「僕のマンチェスターUでの2年目が難しかったのはみんな知っていると思う。(モイズ)監督は僕のことをそこまで本当に信頼してはいなかったし、チームの調子も悪かった。それだけにここにまた戻って来られてうれしい。僕の心はいつでもドルトムントのもとにあった」と話した。

 ドルトムントに復帰し、すぐに歓迎されたことを喜んだ。「戻って来る前にイングランドで難しい時期があった。でもドルトムントの人々はいつでも僕のことを思ってくれ、ソーシャルネットワークで勇気づけたりしてくれた。(今回も)最初からとてもあたたかく迎え入れてもらえた。ファン、以前から知っているチームメート、新しいチームメート。監督たちに関してはもう話す必要はないよね」。ドルトムントでのさらなる活躍に、注目が集まる。