13年夏に「チャンス殺し」としてシュツットガルトからマインツに移籍してきた日本代表FW岡崎慎司(28)だが、今ではプレミアリーグのクラブから狙われる存在となった。16日付の独紙ビルトが報じた。

 同紙によると、ウェストハムや他のイングランドのクラブが、マインツの試合に定期的に訪れているという。

 現在、岡崎は5得点でブンデスリーガの得点ランクトップ。イングランドのクラブから興味を持たれることは何ら不思議ではない。また、同選手の契約は16年6月までで、契約延長がない場合、来夏が移籍金を望めるチャンスとなる。同紙は、現在の岡崎の移籍市場価値は550万ユーロ(約7億7000万円)だが、800万ユーロ(11億2000万円)から1000万ユーロ(約14億円)が妥当だと報じている。

 チームマネジャーのハイデル氏は「15年の移籍市場に(岡崎を)出すことなどまったく頭の中にない」と、移籍対象外の選手であることを主張。「彼はうちに来た日から重要な選手となった。PKを蹴っていればシーズン20ゴールは決められる。レバンドフスキ(Bミュンヘン)に並んで、ブンデスリーガで最も成功しているゴールゲッターだ」と大絶賛した。

 岡崎はシュツットガルトでの最後のシーズンは、リーグ戦に25試合に出場したが、わずか1得点に終わった。マインツに移籍した昨季は33試合で15得点。今季は6試合に出場し、5得点を挙げ、得点ランク単独トップに立っている。