<ブンデスリーガ:マインツ1-2Bミュンヘン>◇19日◇マインツ

 FW岡崎慎司が所属するマインツが善戦しながらも、ホームで首位Bミュンヘンに1-2で逆転負けした。

 マインツは前半21分、相手ボールを奪ったカウンターから右サイドでパスを受けた岡崎がグランダーでロングクロスを入れ、これをファーサイドでMFソトが左足で相手GKノイアーの股を抜くシュートを決めて先制。ここまで16試合でたった3失点のBミュンヘンの固いゴールマウスをこじあけ幸先良いスタートを切ったが、その3分後にMFシュバンシュタイガーにFKを直接決められ、あっという間に同点に追いつかれた。そして引き分け直前の後半45分、パスカットされたカウンターからFWロッベンに右足で流し込まれ、逆転負けを喫した。

 1トップで先発し、途中から右サイドへ入ってフル出場した岡崎は公式サイトでコメントし、「(Bミュンヘン相手なので)守備だけしようと思っていた。(アシストは)ファーに結構入っていたので、これしかないと思ってパスを出した。ノイアーが出てくるかなと思ったが意外に止まったので良かった」と振り返った。また前半戦が終了し「後半は個人的にもチャンスが少なくて、我慢してた感じ。ただ、自分がけがすることなくできたことはすごく良かった」と総括した。

 先制点を挙げたソトは「失望して家路につくことになった。少なくとも1ポイントは取れた試合だった」と残念がった。

 決勝点を決めたロッベンは「勝利はうれしい。しかし、ファンに支えられ、全てをピッチに出し尽くしたマインツの選手には申し訳ないと思う」と、善戦した相手チームを気遣った。

 マインツは3勝9分け5敗の勝ち点18で暫定11位。

 Bミュンヘンは14勝3分けで勝ち点を45と伸ばし、05-06年シーズンに自らがマークしたリーグ記録の前半戦での最多勝ち点44を更新。また、前半戦での総失点を4にとどめ、こちらも最少失点のリーグ記録を塗り替えた。

 リーグはこの17節でウインターブレークに入り、来年1月31日に再開される。