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長谷部頭脳プレーで決勝PK/UEFA杯

前半終了間際、相手選手に倒される長谷部(撮影・PIKO PRESS)
前半終了間際、相手選手に倒される長谷部(撮影・PIKO PRESS)

<UEFA杯:ボルフスブルク1-0ラピッド・ブカレスト>◇18日(日本時間19日)◇ボルフスブルク

 ボルフスブルク(ドイツ)のMF長谷部誠(24)が、上々の「欧州デビュー」を果たした。ラピッド・ブカレスト(ルーマニア)戦で初の欧州カップ戦に臨み、フル出場で1-0の勝利に貢献。攻守にミスなく動き回り、前半終了間際には相手ファウルを誘って決勝PKを「アシスト」した。

 前半ロスタイム、左クロスに合わせてニアサイドに飛び込んだ長谷部が、相手選手に倒された。「後ろから来ているのが分かった。半分(PKを)もらいにいったのはあるけれど、ホームだし取ってくれた」と、積極的な頭脳プレーを振り返った。FWグラフィッチが決めて1-0。初出場した欧州カップ戦で、貴重な決勝点を呼び込んだ。

 「まだアウェーの試合があるから」と勝利にも笑顔はなかったが、プレーはさえた。右MFとして先発すると、攻守にフル回転。サイドバックとの連携で守備で奮闘し、積極的に攻め上がってクロスを入れた。前半32分には中に切れ込んでシュート。後半35分に後方からのタックルで警告も受けたが、マガト監督からは「前にいいパスを出していた」と褒められた。

 「ボールにたくさんさわれて、ミスがなかったのが良かった」と自ら分析したが、反省も忘れない。「後半は運動量が減った。良かった点もあるが、悪かった点もある」。それでも、チーム内で自分の役割をほぼ完ぺきに果たし、勝利に貢献したのは間違いない。

 初挑戦の欧州カップ戦が加わって、今後はさらに日程がハードになる。今月上旬に日本代表としての猛暑のバーレーンを往復した疲れも、まだ完全に消えたわけではない。それでも「日本(浦和)でもやっているんで、ハードな日程は気にしていない」と言い切る。移籍から半年で「居場所」を見つけた長谷部。「これから、(調子を)もっと上げていきたい」という言葉は、自信に満ちていた。(西村友通信員)

 [2008年9月20日9時48分 紙面から]


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