神戸が、ボルフスブルクFW大久保嘉人(26)に正式オファーを出すことが11日、分かった。大久保の代理人が近日中に渡独し、古巣神戸が獲得に乗り出すことを正式に伝える。23日ブレーメン戦でブンデスリーガの今季全日程が終了するが、現在首位のボルフスブルクは、大久保の獲得を熱望したマガト監督が来季からシャルケ監督に就任することが決定。大久保の来季去就は不透明になっている。

 神戸は今季ACL出場権獲得を目標に掲げながらリーグ戦は11位。後半戦からの巻き返しに向け、大久保の力が必要と判断した。今後、一気に交渉が進む可能性もある。

 大久保は11年6月までボルフスブルクとの契約を残しているため、復帰には3億円近い違約金が発生する。それでも関係者は「(違約金は)神戸がボルフスブルクから得た移籍金とほぼ同額になるだろうから、問題はない」と説明。金銭面さえクリアすれば、6月にも大久保の神戸復帰が現実になる。

 [2009年5月12日7時31分

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