横浜FCのFWカズ(三浦知良、43)が16日、ブラジルからの獲得オファーに慎重な姿勢をみせた。獲得に関心を持つサンパウロ州1部ジュベントスについては「僕がブラジルに行って最初のチーム。そういう話はうれしい」。正式オファーが届いた同2部のウニオン・サンジョアンは「会長もよく知っているし、いいチーム」と笑顔をみせた。

 相次ぐブラジルからのオファーだが「横浜FC残留が最優先であることは変わらない」。さらに「どうして僕を欲しいかが重要。日本とブラジルの懸け橋は確かに僕しかできないと思うけれど、それならば今すぐでなくてもいい」と話した。大切なのは選手としての自分への評価。「情熱的にサッカーがプレーできるクラブが一番いい。でも、まずは残り4試合に全力を尽くしたい」と、奇跡のJ1昇格に向けて話していた。

 [2010年11月17日9時19分

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