女子サッカーロンドン五輪金メダルの米国代表FWアビー・ワンバック(33)が、所属先のウエスタン・ニューヨーク・フラッシュのチームメート、サラ・ハフマン(29)と結婚したことを明かした。自身の短文投稿サイト、ツイッターで「サラと私は、皆さんのすべての愛情とサポートに対し感謝の意を表します。これ以上の幸せはありません。素晴らしい1週間でした」と、結婚を報告し周囲への感謝の意をつづっている。

 ワンバックは現在国際Aマッチ通算161得点で、男女を通じ歴代最多得点記録を更新中。米芸能情報サイト「TMZ」によれば、2人は6日にハワイで挙式し、米国代表のチームメートでもあるFWアレックス・モーガンらも出席したという。2人は現在は消滅している米女子プロサッカーリーグや、それ以前のリーグでもワシントン・フリーダムなどでともにプレー。日本代表MF澤穂希(35=INAC神戸)とチームメートだった。

 同性婚は、欧米、南米、アジアの一部で認められているが、日本では認められていない。

 ◆メアリー・アビゲイル(アビー)・ワンバック

 1980年6月2日生まれ。米ニューヨーク州ロチェスター出身。4歳でサッカーを始め、02年にフロリダ大在学中にドラフト指名を受けワシントン・フリーダムに入団。03年に米国代表に初招集され、04年アテネ五輪、12年ロンドン五輪で金メダル獲得。W杯は11年ドイツ大会準優勝など3度出場。180センチ、FW。