<ブンデスリーガ:ケルン2-1ドルトムント>◇18日◇ケルン

 ドルトムントの日本代表MF香川真司(25)は、フル出場して無得点に終わった。1点を追う後半3分には守備でボールを奪って同点弾の起点になったが、2部から昇格したケルンに敗れ、リーグ戦5戦勝ちなし。MF丸岡満(18)はメンバー外。22日(日本時間23日)には、欧州チャンピオンズリーグでガラタサライ(トルコ)とアウェーで対戦する。

 脳振とうの症状が出て日本代表から途中離脱した香川は必死にプレーしたが、勝利につながらなかった。トップ下で先発。1点を追う後半3分、香川が相手に体を寄せてボールを奪い、左足首のケガから復帰したMFロイスがつないでFWインモビレの同点ゴールへとつながった。しかし、攻撃で多くの見せ場をつくることはできなかった。

 10日の親善試合ジャマイカ戦(新潟)で試合中に相手選手の肘があごに入り、脳振とうの症状が出て、代表から離脱。大事をとって国内で静養して14日に渡欧。ドイツでも念のために検査を受け、15日から全体練習に合流していた。

 リーグ戦5戦勝ちなしの中、主力復帰は好材料だ。背中の負傷で昨季8月から離脱していたMFギュンドアンが先発するなど主力3人が復帰。香川との好連係を見せる場面もあり、今後に期待がかかる。