最高級時計並みのボーナスが出るかも? 陸上男子短距離で12年ロンドン五輪代表の山県亮太(22)が2日、都内でセイコーホールディングスへの入社発表会見に出席した。競技会用時計に表示されたのは「9・99」。「目標は日本記録(10秒00)更新なので、9秒99です」と日本人初の9秒台を誓った。3月のテキサス・リレーの100メートルでは桐生が参考記録ながら9秒87の快走。「負けていられない」と語気を強めた。

 その発言に、同社の服部会長は「9秒台が出たら、社として何か考えないと」と期待感にニヤリ。同社には最も高価な時計で3000万円以上する商品があるが、「彼は時計より現金でしょうね」と相当額の特別ボーナスに前向きな姿勢をみせた。本人は広島県出身で大のカープ好き。今季復帰した黒田投手の大ファンで「広島を元気づけるアスリートになりたい」と誓うが、9秒台突入なら大きなおまけもついてくるかも。