陸上の世界リレー大会男子400メートルリレーで3位に入り、来年のリオデジャネイロ五輪の出場権を獲得した日本の桐生祥秀(東洋大)が3日、バハマのナッソーで取材に応じ「バトンをしっかりつなげば五輪でもメダルを取れると確信できた。日本が世界で十分戦える手応えをつかめたのが大きい」と自信を口にした。

 2日のレースを終え「体へのダメージはそんなにない」と強調。米国やジャマイカの強さについて「9秒台が誰もいない日本とは個人の走力にまだ差がある」と個人でのレベルアップを誓った。

 日本陸連の麻場一徳強化副委員長は「けがあり辞退ありの状態の中で最高の結果」と総括。今夏の世界選手権(北京)の代表選考について「今回走った4人が柱になると考えている」との見解を示した。