陸上のリオデジャネイロ五輪代表選考会を兼ねた日本選手権(24~26日・名古屋市)のエントリー選手が10日に発表され、男子は日本勢初の9秒台突入が期待される100メートルに桐生祥秀(東洋大)や山県亮太(セイコーホールディングス)、ケンブリッジ飛鳥(ドーム)が名を連ねた。

 ハンマー投げは41歳の室伏広治(ミズノ)が2年ぶりに出場する。200メートルは日本歴代2位の20秒13の記録を持つ藤光謙司(ゼンリン)や高瀬慧(富士通)、100メートルも出場予定の17歳のサニブラウン・ハキーム(東京・城西高)らが競う。

 やり投げは新井涼平(スズキ浜松AC)が3連覇を狙う。5000メートルと1万メートルは村山紘太、鎧坂哲哉の旭化成勢と、大迫傑(ナイキ・オレゴンプロジェクト)が対決する。400メートル障害は野沢啓佑と松下祐樹(ともにミズノ)が争う。

 女子は福島千里(北海道ハイテクAC)が100メートルと200メートル、鈴木亜由子(日本郵政グループ)が5000メートルと1万メートルにエントリーした。やり投げは海老原有希(スズキ浜松AC)が5連覇を目指す。