日本陸連は19日、セイコーゴールデングランプリ川崎(5月8日・川崎市等々力陸上競技場)の参加選手を発表した。

 男子やり投げに出場する世界選手権銅メダリストの村上幸史(スズキ浜松AC)は記者会見で「どんな状況でも80メートル台を出せるようにやってきた。レベルの高い選手が来てくれるのでしっかり勝負したい」と意欲を語った。

 東日本大震災による福島第1原発事故の影響で懸念された海外からの個人種目のエントリーは現在、20カ国・地域から52人。昨年の広州アジア大会で女子短距離2冠の福島千里(北海道ハイテクAC)は同大会の100メートルで0秒01差の大接戦を演じたグゼル・フビエワ(ウズベキスタン)と再対決する。

 今季初戦の男子ハンマー投げの室伏広治(ミズノ)はアジア大会覇者ジルショド・ナザロフ(タジキスタン)らと戦う。

 大会は震災復興支援の慈善大会として実施し、競技場での募金と入場料収益を寄付する。