<陸上:東日本実業団選手権>◇初日◇19日◇埼玉・熊谷陸上競技場

 4年ぶりにレースに本格復帰した男子短距離の末続慎吾(31=ミズノ)が、男子100メートル決勝で左内転筋を痛め、11秒77の8位と敗れた。予選を10秒84、準決勝を10秒83で突破。日本選手権参加標準記録(10秒45)を狙った決勝のレース途中にアクシデント。患部にけいれんを起こし、60メートル付近で減速。最後は苦笑を浮かべてゴールした。左足を引きずり、会見場に現れた末続は「4年ぶりの3本なので、体がびっくりしたんでしょう。悔しさはない。楽しかった」。20日の200メートル出場は厳しい状況だが「朝起きて走れるかどうか判断する」と話した。