<陸上:関西実業団選手権>◇2日目◇19日◇兵庫・ベイコム陸上競技場

 「日本短距離界のエース」江里口匡史(23=大阪ガス)が、男子200メートルで2連覇を果たした。向かい風1・8メートルだった予選を21秒82で通過すると、決勝では21秒27で400メートル北京五輪代表の金丸祐三(大塚製薬)に競り勝った。

 既に100メートルのロンドン五輪参加標準記録Aを突破している。200メートルの出場は「80メートルから120メートルにかけての、100メートルのランナーが一番落ちが激しくなる時に、どう体を動かすか」が課題だった。

 ただ、決勝も向かい風1・3メートルの中でのレース。「風が強すぎて、それどころじゃなかった。ただ走っただけなのは、ちょっと残念」と首をひねった。