<陸上:日本学生個人選手権>◇2日目◇23日◇ShonanBMWスタジアム平塚など

 男子5000メートルで4連覇した中西拓郎(福岡大)は「13分台のタイムが出て自信になる」と汗をぬぐった。

 実業団のJR東日本を退社し、福岡大に入った異色の経歴だ。普段の練習は「基本的に1人で海外の教材を参考に研究している」という。将来はマラソンのプロランナーを志向し、ロンドン五輪代表の藤原新(ミキハウス)や「公務員ランナー」の川内優輝(埼玉県庁)のような従来の枠にとらわれない選手を目指しているという。

 次の目標は秋のベルリン・マラソンでの2時間9分台。来年の世界選手権(モスクワ)出場を見据え「結果で勝負するしかない」と活躍を誓った。