8月にモスクワで開催される陸上の世界選手権に出場する、女子やり投げの海老原有希(27)と、男子十種競技の右代啓祐(26)の両日本記録保持者が24日、所属するスズキ浜松ACの本拠地・静岡・浜松市内で記者会見した。

 3度目の世界選手権出場となる海老原は「もう出るだけでは済まされない。日本記録を更新し、決勝に進み入賞を目指します」と抱負を語った。4月29日の織田記念国際では、自ら持つ日本記録を62メートル83まで伸ばしたが、目標達成には「83メートルは出したい」と最低限のラインを設定した。

 一方の右代も「8200から8300点のラインは出したい」と、自ら持つ日本記録(8073点)の更新を自らに課した。「どこまで世界に食らいつけるか。去年はロンドン五輪も経験させてもらった。全力で戦います」と奮闘を誓った。